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SuMiKaニュース
2016年 8月20日

小屋のヒントは街にもあった!都市で見つけた“意外”な小屋

みなさんは、小屋と聞いてどんな小屋をイメージしますか?

フロなし、トイレなし、自由ありの小屋。森のなか、海辺…自然いっぱいの環境で、好きなことをして過ごす、そんな想像をする人は少なくなさそうです。

いやいや、実は小屋って、都市にもあるんです。小屋って、“小さな屋根”と書くんですよね。“小さな家”じゃない、というのがポイント。つまり屋根がかかっていれば小屋…。

そんなことを考えながら、都市のなかにある小屋を集めてみました!

宝くじ売り場。これはもう完全に小屋です

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はい、間違いなく小屋です。人がひとり、ギリギリ入れるくらいのスペースがあって、屋根があります。

都市伝説かもしれませんが、この宝くじ売り場って、折りたたんで運べると聞いたこともあります。もし本当の話だったら、なかなか秀逸な機能を持った小屋ですね…。

上の写真は、なかなか派手な外観になっちゃってますが、削ぎ落してシンプルにすれば、持ち運んで、そこで好きな小商いができそうです。

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こちらも宝くじ売り場ですが、都市部では、こうした陸橋の下であるとか、大きな屋根がかかっている下に置く、というケースも多々ありそうです。

来客も雨に濡れない、これは都市ならではの小屋の特権と言えそうです。

駅にあるKIOSK。屋根がありますよね

調べてみて初めて知ったのですが、キオスクって、もとは中東や地中海沿岸などでよくつくられた、庭園の“簡易建造物”のことなのだとか。イランやインド、そのあたりが発祥の地なんですね。

人が入れるスペースがあって、屋根があります。

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しかもよく見ると、商品の陳列は扇状になっていますね。考えようによっては、なかなか凝った外観だとも言えそうです。

そして駅を歩いていたら、こちらにも…。

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よく考えて見ると、駅ナカは、小屋の宝庫なんです。小商いには、やっぱり小屋が似合います。

交番って、なかなか素敵な小屋なんです…!

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こちらは、なんとも可愛らしい外観と色の交番。現在は「江戸東京たてもの園」に移築された、万世橋交番です。交番ってこんなにおしゃれだったっけ?って思ってしまうほどですよね。奥に小部屋がひとつでしょうか、ミニマムな小屋のようです。

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こちらの交番は、東京・有楽町にある、建築家による交番設計の先駆け的作品だそう。

屋根の先端が、なぜか尖っていて、先に丸いボールがついていますね。かつてTV番組「トリビアの泉」でも紹介されたのですが、適当に模型に刺したまち針がそのまま造られた交番なのだとか。

プレゼンの際、屋根のデザインが間に合わず、仮にまち針を刺して提出したら、それがそのまま承認が下りてしまった…という嘘のような本当の話。確かにまち針のように見えなくもないです。

いかがでしたでしょうか?

“人が入れて、屋根があれば小屋…”と考えながら街歩きをすると、あれもこれも、小屋に見えてきます。

最近は見かけなくなりましたが、電話ボックスなども、究極の小屋ですね。

みなさんもぜひ、都市のなかの小屋を見つけてみてくださいね。

Text 増村江利子

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