滋賀県彦根市の琵琶湖近くに位置している本住宅は、南側には様々な種類の木々、北側には日本で一番大きな湖の琵琶湖の美しい風景を見ることができます。この眺望を住宅に取り込むべく家族がみんなでくつろげる空間のほぼすべてを二階に配置し、リビングにはフルオープンになる窓でウッドデッキとリビングを一体化しました。
南に面したリビングの窓は開けるとすべて壁に収納されます。こうすることで街路樹の木々たちが自分の庭の一部になり、ウッドデッキのリビングの一部の空間になり、薪ストーブも設置されており冬には火を囲みながらの家族の団欒を楽しむことができます。
リビングは勾配天井になっており天井高の高い空間を確保しています。これにより薪ストーブの熱が効率よく家中を温かくしてくれます。床にはアッシュのフローリングが貼られており、ウォールナットまでも濃い色ではなくオークまでも薄い色ではない雰囲気に仕上げました。アメリカのヴィンテージのライトクロックはここの御主人が新しい家を建てたらこの時計を一番見える場所に据えようと心に決めていたものです。夜の常夜灯の役割も担っています。
この家のファサードを優しい光が木々を照らし出します。そして季節を感じ年月を楽しめる住宅です。ウッドデッキは道とは反対側にあるので夏には親しい友人を招いてのバーベキューも近隣を気にせず楽しむことができます。
この家には敷地内に道路があります。道路というよりも滑走路に近いイメージかもしれません。白線はイギリスのように2本引いてあり、車の出し入れも安易にすることができます。時にはDIYをするスペースにも活躍している道路です。
借景を極限まで取り入れる。
プライバシーを守りながら開放的な空間。
家族がリビングに集まりたくなる工夫。
近隣を視線を避けながら採光を確保するために窓の位置を工夫した。
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