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12部屋のアパートの建築事例写真
12部屋のアパート
髙橋一平建築事務所

12部屋のアパート

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12部屋のひとり暮らし用アパートの計画。土地環境や事業計画の目的から、宿命的な設計条件として空間的なゆとりが許されない状況下で、なるべく効率の良い単純な建物を考えた。単純さの徹底が豊さに逆転することを考えようとした。まず、3フロア分のボリュームをピロティで立ち上げ、各階平面を十字分割し、中央の階段を上り各部屋へアプローチする構成とした。各フロアの4部屋には、日常の生活空間どれか一つを充実させた部屋をバリエーションとして振り分け、できるだけ優雅にその時間を過ごすことができるようにした。入浴や洗濯、化粧をしながら広々とくつろぐ部屋、料理を楽しむキッチン中心の部屋、日向で一日中くつろぐ南向きの部屋、道路に面した仕事部屋など。いわゆる一点豪華主義である。私たちは都市のさまざまな場所で毎日のひと時を過ごしている。ここでの暮らしもそうした都市生活の断片である。現代都市におけるワンルームアパートの必然性を突き詰めた所、本当に「ワンルーム」のアパートに近づいていくことが分かった。例えば「広々とした浴室に住む」というように。
友達同士やカップルで2部屋借りればそれぞれを訪ねる楽しみが増えるし、家族、もしくは1人で4部屋借りても優雅になるだけで無駄はほとんどない。
外観は同じサイズのアルミ製窓が反復し、それに合わせた華奢な鉄骨フレームをステンレス板が覆う。まるでトンネルを抜け地上に出た地下鉄車内のような解放的で明るい室内をつくる。混み入った室内で外を見つめ誰かと繋がりを求めながら生活する、そういう個人が思い思いに描く現代の一人暮らしが1つの建築に集合すること、人が集まって建築が生まれる意味を考えた。

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髙橋一平建築事務所

髙橋 一平

設計事務所会員
設計事務所会員とは
主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。
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竣工年
2014
部屋数
指定なし
家族構成
指定なし
構造
木造軸組住宅(在来工法)
外壁仕上げ
アルミサッシ
内装仕上げ
石こうボード+EP塗、タイル等
床仕上げ
コンクリート、フローリング等
予算帯
5000万円以上
所在地
東京都
ロケーション
都市