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©IKUYA SASAKI | House_S  おおらかな屋根裏空間をもつ住宅
House_S  おおらかな屋根裏空間をもつ住宅
ヨネタエミ建築スタジオ

House_S  おおらかな屋根裏空間をもつ住宅

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海にほど近く、周辺はまだ整備もされていないエリアで、今後住宅が増えていくことが想像される場所にこの住宅は建っています。
周辺の状況が変化していくことが安易に予想できるため、風景や街並みを内部に取り込むような計画や、外観を周辺になじませる様な計画は難しいと感じ、身の丈にあった家に住みたいというクライアントの話を拠り所に、内部空間を楽しめる必要最小限の大きさの家を計画することにしました。

木造在来工法のごく一般的な寸法体系を採用し、必要最小限の面積の中にリビング・ダイニング・キッチン空間を中心に置きながら各室を整然と配置するシンプルなプラン二ングです。
小屋梁は居室最低天井高さ 2.1mを確保できる高さに抑え、通常は天井の中へ隠れてしまう束柱の並んだ屋根裏空間を屋内空間として取りみました。
各部屋の間仕切りは、可能な限り小屋梁の下端高さに合わせて天井まで壁が立ち上がらないようにしました。
これらの操作によりそれにより空間は上部方向へ広がり、束柱の並んだ大らかな屋根裏が一つの空間に覆いかぶさった屋内空間が生まれました。
外壁は海にほど近い地域であることから、道南杉の下見板張りを採用し、将来的に外壁の色がシルバーグレーに変化し風合いが増すことを期待しています。
約23坪という床面積ながら、小屋梁より上は、屋根勾配なりの天井に束柱が均等に並ぶ屋根裏の中にある少し特別な空間になり、小屋梁より下はおおらかな天井を持つ日常空間になりました。
あたり前を少しだけ見直すことで、新しい空間経験を有する住宅を提案することができたと感じています。

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ヨネタエミ建築スタジオ

米田英美

設計事務所会員
設計事務所会員とは
主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。
通常営業中です
部屋数
指定なし
家族構成
指定なし
構造
木造軸組住宅(在来工法)
所在地
北海道