昔から長く親しまれてきた縁側。庭を眺めながらお茶を飲んだり、来客をもてなしたり、さまざまな用途で活躍する縁側は、近年再び注目を集めはじめています。
そこで今回は、家族の憩いの場であり、地域とのコミュニケーションの場でもある縁側のある住まいの建築事例をSuMiKa編集部が厳選しました。理想の縁側を考えるうえでのヒントにしてくださいね。
1:縁側のある家
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城下町に建つ2階建ての戸建て住宅。風景に馴染むように下屋を前面道路に配置する事で圧迫感のない佇まいになっています。外部に開かれつつも、植栽、縁側、土間という見えない仕切りをつくることで街との緩やかな境界線ができています。
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縁側は光や風といった自然を感じられる、家族の静かな憩いの空間となっています。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・予算帯:2,500万円以上〜3,000万円未満
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2:hara house
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家族がその時の状況や気分に応じて思い思いに過ごすことのできる住宅です。
家族に限らずご近所さんやママ友、子どもの友達までもが自由に腰をかけられる縁側や、おしゃべりの弾む軒下などを設けて、敷居を低くし常に家を開いています。
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家族を超えて、集落の中でさまざまな境界が緩く溶け出し、新しい繋がりや囲い込み、コミュニティの創出を目指している住まいです。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
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3:橋本の住宅 / 土間と縁側
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家具職人と木工作家のご夫婦のための住まいです。
当初平屋造りも検討していましたが、ゆとりのある芝生の庭を縁側から眺めたいという希望から、敷地の余白を残すために、一部を平屋、一部を2階建てとしています。
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玄関土間を入ると、キッチンからダイニング、うち土間、畳の部屋、リビング、そして縁側、庭へと視線が抜け、室内は垂木をあらわした勾配天井で一体的につながっているので、実際の面積以上にひろびろと感じられます。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:200㎡〜300㎡未満
・予算帯:2,000万円以上〜2,500万円未満
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4:『縁側の家』
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60代の夫婦が住む終の住処です。足腰が弱くなったりベッドでの生活が多くなった時にも自由で快適な生活が送れるよう、昔から馴染みのある縁側、障子の可動間仕切り、可動収納を設けています。
縁側は住宅分譲地に対し開いており、ご近所さんとお話をする憩いの場となっています。
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乳白屋根の縁側では、直射日光を遮り柔らかな光を室内に導き、おしゃべりをするのに楽しいひと時を過ごすことができます。また、急な雨から洗濯物を守ることも可能です。
格子の建具が生活のプライバシーを守り防犯性を高めているので、縁側を室内の一部として使用するなど季節や気分により生活の幅、楽しさを広げています。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:200㎡〜300㎡未満
・予算帯:1,500万円以上〜2,000万円未満
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5:岩宿の家
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住人は高齢のご夫婦と息子さん。庭先で一緒に野菜を作る親戚や、ご夫婦の様子を見に来る近所の方々、週に一度のデイサービスのお迎え。この家にはさまざまな人々が行き交い訪れます。
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そんな日々になじむよう、大屋根をかけ、軒下で住人や訪れる人達がくつろぎ、活動できるようにしています。畑作業の一服に縁側に腰を下ろし御茶を飲み、土間には収穫したものを並べ、訪れた人がベンチに座り、茶の間の住人と会話を楽しむ。そんな時間が軒下の縁側には広がっています。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:300㎡以上
・予算帯:3,500万円以上〜4,000万円未満
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6:house-TK-R 縁側のある住まい
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深く薄い軒のかかった大きな濡縁と縁側がある住まいです。リビングからは手入れの行き届いた庭を眺めることができ、縁側に出れば風を感じることができる。何とも気持ちの良い空間となっています。
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大きな濡縁と繋がる縁側があることで、空間に奥行きがうまれ、広々とした開放感を得ることができます。縁側は家族が集まる憩いの場となっています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:300㎡以上
・予算帯:2,000万円以上〜2,500万円未満
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さまざまな用途で活用できる縁側。そんな憩いの場でありコミュニケーションの場でもある縁側がある建築事例をご紹介しました。気になった間取り・建築イメージがありましたら、ぜひSuMiKaで建築家に相談してみてくださいね。
※この記事はSuMiKaの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。
文:SuMiKa編集部