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記事作成・更新日: 2021年 6月29日

【狭小住宅の階段】狭いからこそ階段にも工夫を!建築事例5選

狭小住宅の限られた容積の中でより広々と快適に暮らすためには、ひと工夫が必要です。例えば、階段の位置や造りなど工夫すれば、空間を有効に活用することができます。今回は、そんな工夫が施された階段のある狭小住宅の建築事例をSuMiKa編集部が厳選しました。

理想の住まいを考えるうえでのヒントにしてくださいね。

1:光庭から風の抜ける、高気密高断熱のエコハウス

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住宅街に建つ木造3階建ての細長い敷地形状の住宅です。

共働きの夫婦の希望で、3層の空間全体を寒暖差のストレスなく使えるよう、高気密高断熱仕様の住まいとなっています。

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中央に光庭(光を採るための庭)を設け、その左右に居室を配することで、全体が緩やかにつながり光や風が行き渡ります。階段は抜け感のあるデザインにすることで、圧迫感がなく、階下へも光を届けています。


【事例詳細】

・構造:木造(全般)

・敷地面積:50㎡〜100㎡未満

・予算帯:3,000万円以上〜3,500万円未満


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2:螺旋×shelf / 螺旋階段を活かした狭小3階建住宅

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27坪の土地に建つ約10坪の3階建ての住まいです。

10坪のうち、最低でも1坪は階段のスペースとする必要があります。そこで、螺旋階段の回りに収納棚を巻き付け、階段の空間をも収納として使い付加価値をつけています。

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螺旋階段の収納には本もたくさん並べられています。子どもにとって階段が図書室のような特別な空間となっています。


【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50㎡〜100㎡未満

・予算帯:3,000万円以上〜3,500万円未満


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3:House D

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20坪弱の狭小地に建つ住まいです。圧迫感を減らすため、階段は内装に合わせた色合いにし、さらにスケルトン階段にすることで光を通すつくりになっています。

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ライトウェルを採用し、最上階から階下へ光を届ける工夫も施されています。狭小住宅だからこそ、光を採り入れる場として階段を有効活用しています。


【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50㎡〜100㎡未満

・予算帯:2,000万円以上〜2,500万円未満


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4:曙橋の家

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敷地は22坪の小さな角地。夫婦と子ども2人が住む小さな住宅です。周囲は5~10階建てのビルが近接しており、前面道路も狭く、庭は取れず、採光の確保が難しい土地です。

都市的な周りの建物に馴染むように腰壁付き陸屋根(傾斜のない屋根)をもつ直方体のビル型とし、陸屋根のすべてをテラスとすることにより都心の空を大きく獲得しています。そこから入る光をスケルトン階段にすることで遮ることなく階下へと届けています。

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過ごす時間が一番長いパブリックなLDKを、採光や通風を考慮して環境の良い上階へ配置。さらに、LDKは曖昧な広さのワンルームになることを避けるため、L・D・Kを腰壁によりカスケード状に床高さを変えながら仕切っています。


【事例詳細】

・構造:木造軸組住宅(在来工法)

・敷地面積:50㎡〜100㎡未満

・予算帯:2,000万円以上〜2,500万円未満


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5:YM-house/狭小地住宅

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木造3階建ての住まいです。狭い空間を有効に活用するため、階段下の小さな段差にも収納ができるように工夫されています。

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階段とインテリアの雰囲気を統一することで、圧迫感がなくゆとりある空間に。自然と家族が集まるリビングダイニングとなっています。


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狭小住宅の空間づくりには欠かせない階段。その階段を有効に活用している建築事例をご紹介しました。気になった間取り・建築イメージがありましたら、ぜひSuMiKaで建築家に相談してみてくださいね。


※この記事はSuMiKaの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。

文:SuMiKa編集部

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