【設計の考え方】
「普通で特別なもの」であるようにと考えています。
普通とは、特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。住宅設計は何か変わったものをつくることが目的ではなく、人が安全に安心して住まうことが目的です。その意味で住宅は普通で普遍的なものを目指します。
しかしながら、人は皆それぞれユニークで特別です。建築は人々の様々なくらしを包み込み個々の特別な思いを表現することで、固有の特別な建物になります。
私たちは、お客様との対話の中で、その特別な思いを汲み取り細部にまでこだわり、その時その場にしかないものを創ります。その精神があまねく行き渡るとき、その建築は、あたりまえのように存在する「普通で特別なもの」になると信じています。
【自己紹介】
私は、大学を卒業後にフランスに行き約4年現地の設計事務所で働きました。「仕事よりもバカンス」「仕事よりも家族」といった世界で生活をし、帰国後は「毎日終電まで働くのが当たり前」といった生活をしました。どちらにも良いところと悪いところがありますが、やはり日々の生活をいかに楽しむかということが大事だと思っています。
現在は二児の父として家庭を持っており、毎日17時に退社し家で家族そろって夜ご飯を食べています。会社経営者としてもこの価値観を貫きたく、基本的に残業無し・週休二日としています。(設計事務所としては珍しいと思います。)仕事の質を上げながら労働時間を減らす為に色々な試みもしています。
趣味は料理と日曜大工と裁縫です。何か不便を感じたときにモノを買うよりも、今あるものの組み合わせで何か作れないかと考えることが好きです。例えば冷蔵庫で余っている食材にひと手間ふた手間加えて、余りものとは思えないものに変身させたり、廃材を組み合わせて子どもの椅子を作ったり。ケチでは無いですが、でも買うよりも安く適材適所なものが出来ると妙な満足感を得たりします。