普段の設計の進め方の説明を通して、
自己紹介も兼ねさせてください。
まず土地を見て、依頼者の方にヒアリングをして、
そこからどういう建物が良いかを考えます。
その段階では案の方向性が定まらないことのほうが多いですが、
案を考える上で大事にするべきポイントを整理する感じです。
案を考える前に、建物や部屋の大きさなどを簡単に敷地図に描いてご意見を伺うこともあります。
その後事務所に戻りプランを描き、スケッチや模型も同時につくりながら考えます。
その時に、人と土地の環境と建物と生活と家具などの、
それぞれの関係を、出来るだけ同時に対等に立体的に整理しながら、
基本的な機能や性能がより良く満たされる在り方を探すように
案を検討しています。
何案か素案をつくり、最終的にこの案が良いかなと
ひとまず私が思う理由は、機能や性能が満たされていることに加えて、
何か別の観点からも建物の良さが現れていると感じる場合が多いです。
その何かは明確に言葉にしづらい時もあるのですが、
依頼者の方とも対話的にその良さを共有できるようにしたいと思っています。
打合せをして、ご意見を伺い、
場合によってはまた別案を考えることもあれば、
最初の案で決めていただける場合もあります。
一般的にそのようなプロセスを経て進む事が多いです。
依頼者の方に独自の考えがありましたら、
プロセスにおいても反映して、進めて行ければと思っています。
その後の段階的に進む細部の設計でも、
基本的には同じようなプロセスを経て進んで行きます。
活動拠点は関西ですが、
全国どこでもお伺いしたいと思っています。
資格・経歴
一級建築士
1973年 生まれ
1998年 関西大学大学院博士前期課程(建築学専攻)修了
1998~2005年 遠藤秀平建築研究所勤務
2005年 宮武淳夫建築+α設計設立