【メッセージ】
設計とは多様なピースをひとつひとつ丁寧に積み重ねていくことと考えています。
芸術作品のように何もない所から突然形を思いつく訳でもなければ、建売住宅のように画一的な型に当てはめる訳でもありません。住まい手と対話しその想いや暮らし方をすくい上げ、ふさわしい形を探していきます。また設計者自ら敷地に赴き、その魅力を五感を使って感じ取り、新たな住まいから見える景色などを想像します。読み解き、模索し、時には新たに発見していく事で、住まい手やその場にとって自然な佇まいの建築が自ずと出来上がっていると信じています。
また恰好が良い見た目であっても、暑かったり寒かったりしては快適に過ごすことは出来ません。その逆に断熱性能などばかりを追い求め、眺望や採光を犠牲にしてしまっては、心地良い住宅と言えるでしょうか?設計する際には数字では見えない眺望などの感覚に訴える快適性を模型やパースなどを用いて検討して行きます。一方で室温分布であったり通風、照明計画など定量的に表せる快適性をシミュレーションソフトを用いて検証を行います。
その両立を計る事こそ、本当の意味でのデザインであり、暮らしの心地良さに繋がると考えています。
【プロフィール】
一級建築士 第364228号 / 国内A級ライセンス
略歴
1981 愛知県春日井市生まれ
2005 明治大学理工学部建築学科卒業
2007 明治大学大学院修士課程修了
2008 フォーミュラカーレース活動
2012 遠藤誠建築設計事務所入所
2021 松田文男建築設計事務所開設