【メッセージ】
「住まい」を考える時、敷地を取り巻く環境も住まいの一部としてイメージなさることをお勧めします。
テラスや庭・屋上などの外部空間も大いに利用し、開放感と光・風の変化が感じられるプランを求めて下さい。
決して○○風とか何畳の何部屋という固定概念にとらわれず、どのように「家」で過ごしたいかを考えることが大切です。
そうして出来たナチュラルな空間は、長く親しめるご自身の「住まい」になります。
【プロフィール】
プロフィール
1953年 :東京生まれ
1977年 :日本大学芸術学部美術学科 卒業
1977年~1978年 :仙田満+株式会社環境デザイン研究所
1994年 :株式会社田辺計画工房 設立
公共私設、学校建築、住宅、商業施設等を手がける。
私は、仕事として多くの公共施設や教育施設など多岐にわたるジャンルの建築に携わっています。
これらのプロジェクトはその施設がどのような施設であるべきかいう企画や運営ソフトからデザイン/設計/管理までの一貫した仕事して総合的に手がける事が重要で、その仕事の中ではインテリアから家具/照明/造園などまで手がけることになります。
「住まい」をつくる事も基本はこれらの計画プロセスと同じで、その敷地や環境の中で可能な建築の姿を総合的に構築していくのですが、住宅は「建築作品」である以前に住まい手に最もふさわしい「日常空間」でなければなりません。
そのためには建て主が持つイメージを綿密なプロセスと自らの「暮らす」という経験を生かしながら実現させ、より豊かな空間を提供することを大切にしています。