「山の中みたいな土地で暮らしたい!」建主のイメージは明快でした。土地は境界もよく分からない状態で、変形地、傾斜地という難条件。予算も厳しく本体工事費は1400万円!土地の要素を吟味した全体計画とシンプルな構成と様々なローコスト手法が必要です。
変形した土地を逆手にとった配置で日照を確保し、散策路のようなアプローチ動線で敷地を繋ぐ計画です。建主待望の薪ストーブ、その余熱を床下から全体に循環させるシステムを採用しています。玄関土間は工事中に発生した残土を配合した三和土風仕上で、建主家族による自主工事です。