■設計趣旨
*全体計画
栃木県宇都宮市の南に位置し、穏やかな大平山を背負う大平町にある家。
敷地内には祖父母が住む母屋が建っている。その母屋に向けて繋がりを持つように計画し、同一敷地内における2世帯間の交流が積極的に行われることを意図している。
*建物計画
母屋と共有する「大きな庭」と、建物西側には黒い家だけのプライベートな「小さな中庭」を設置し、家族の気分に合わせて使い分けられるよう計画している。
また、東側には大きな庇が張り出し、その庇下に広いウッドデッキを設置している。このスペースが母屋に開いた空間であり、子供達が遊ぶ場所でもある。
1階は吹き抜けを持つリビング・ダイニング・キッチンに、プロ並の洋裁の腕を持つ奥さんのミシン室が付設する。ミシン室にいる奥様が1階と2階、そしてウッドデッキで遊ぶ子供達に目が届くように家の中心部に計画している。
□建築概要
所在地・・・・栃木県下都賀郡大平町
主要用途・・戸建住宅
家族構成・・夫婦(30代)+子供(3人)
構造・・・・・・木造
規模・・・・・・地上2階
□外部仕上
屋根・・・・・・ガルバリウム鋼板葺き
外壁・・・・・・ガルバリウム鋼板角波張
玄関・・・・・・タイル貼
建具・・・・・・木製建具、一部:アルミサッシ
□内部仕上
床・・・・・・・・無垢フローリング張(ナラ)
壁・・・・・・・・和紙貼り
天井・・・・・・和紙貼り
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