街に山間部の素材を使うということで、山間部のように個々の木とそれらの集合のようなまちかぐを考えました。
街の市民というのは一つの家族ではないかと思っています。
一人一人個性を持っていますが、時によっては一つになることもあります。それは自然の木々と同じです。
街に家具を置くということは、様々な人が使うということになります。
使用者各人の身体の大きさに違いがあり、性別や、年齢によっても大きさが異なります。
小さなイスとすることは、子供でも簡単に移動することができるとともに、搬出入しやすいイスとなります。
それらは単なるイスではなく、パズルのような遊びのあるイスである。
分割して使える18脚のいすは、それら個人の差異に適応し、快適ないすを選択させる。
ふだんは1人1脚ですが、2脚繋げることでカップルのいすにもなる。何脚かをつなぐとファミリー用のいすにもなります。
繋げなくても、ファミリーや大勢で使うこともできます。全てをつなげることで大きな木のベットにもなります。
人は、けんかをすることもあれば、すぐ仲良くなったりします。離れたりくっついたり。
そんな人に通じるようなイスです。
この家具を市民が点々としたイスやテーブルのように使い、
または遊びとしても使うことができるような楽しさを含んでいることから、
様々な使い方を通じて、新しい出会いの居場所を創出する。
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