用途は知的障害を持つ方々が通う就労継続支援B型事業所 になります。分かりやすく言うと軽作業を行う工房です
ここで私たちが考えてことをいくつか
・JRの沿線で敷地から2Mの距離を電車が走るので、横長の水平窓を設けることで幕間のようにその一瞬風景が切り替わるような操作を設えたこと(電車好きな子がいるのでピッタリ)
・その水平窓に面して長いカウンターを設け、カフェのように外と風景を眺める(座るとちょうどいい高さ、立つと見えにくい)
・カウンターの間に斜めの仕切り壁を設け(これ、構造も兼ねます)前のめりになると横に座る人は見えない。リラックスすると隣人との距離が近くなる
・屋根の架構は合板トラス構造を採用し、厚さ68ミリの垂れ壁のような梁がリズミカルに並ぶ
・全体はほぼワンルームで上記の梁と建具によって柔らかく距離を保ちつつ、視界は遮るけど気配は感じる、または視界は通るけど音は聞え辛い空間になっています。つまり見えそうで見えない、見えるけど聞えない。1人が好きな子もいるし、コミュニケーションが苦手な子も。その一人ひとりの居場所を作りつつ、皆が何となく繋がればいいなと思ってデザインしてみました
それからなるべく施設感を排除して「ぽく」見えない配慮をしたつもりです
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