ご自宅の一部を建て替え賃貸物件にするプロジェクト。都心なのに恵まれたお土地の広さを有効利用するために、一部賃貸人の方々向けに菜園を作ることを提案。それをお施主様に受け入れていただきスタートしました。
菜園を好む方のライフスタイルなどを想定して、インテリアは無垢フローリングや調湿効果のある左官材などを採用し、自然志向を表現しています。
外部の仕上げはサイディング、住設機器は一般的なメーカー品を採用し、コストを抑え収益物件としての収支は意識して計画されています。
菜園を好んでくれる賃貸人のおかげで、庭がきれいだったり、皆さんが大切に使ってくれることが賃貸物件として成功した事例だと思います。
ナチュラルなイメージを体現出来ることを目標にした賃貸でしたので、コスト調整に気を配りました。左官は設計事務所である私たちから材工で別途発注したり、安価な在庫品のフローリングを探したりと様々な工夫をしました。
菜園が一番の売りでしたので、菜園は知人の外構デザイナーと一緒にデザインし、とてもこだわりました。とにかく三年が経った今も、空室率が低いことと、家賃設定が近傍よりも高めだと言うことが設計者として一番うれしいことです。
外構デザイン en景観設計 中山大輔さん
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