40年ほど前に"ミニ開発"された住宅地に建つ、敷地面積10.8坪、建築面積5.4坪の小さな住宅。周囲はぎっしりと建て込んでいる上、この頃の建売住宅はそろそろ建て替え時期に入るので、これからどんな環境になるかも読みにくい敷地。敷地条件も予算も厳しい中、何一つ無駄に出来ない寸法のせめぎ合い。狭さを感じさせないような視線の抜けや、立体的な繋がりで、とても密度の高い、楽しい家になった。