敷地は、周囲を水田に囲まれ、小鳥のさえずりが聞こえる、心地よいのどかな空気が流れており、計画するにあたり、できるだけ元の風景を壊さないよう心掛けました。
モノとしての住宅というより、風景の一部としての建築、そしてこれから始まる長い暮らしを想像し、人生の最期をもすべて包みこんでくれるようなあたたかな家となることを願い、設計しました。
ニワノイエは、南北のニワを繋ぐ通りニワを中心に各部屋が配され、南に広がる水田に近づくように建物内でレベル差をつけています。
屋根は草屋根とし、屋内からハシゴで出入りできるソラノニワとなっています。
ニワノイエでは、周囲の田畑を耕作することで、土にふれ、様々な人や生き物、自然と関わりながら、すべてと共に暮らします。
太陽と共に
空と共に
水と共に
田畑と共に
かえるや虫たちと共に
家と共に
家族と共に
地域の人々と共に
すべてのものに感謝し
風景として溶け込みひとつになる
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