□バッファー(緩衝空間)としてのヴォイド(外部空間)□
設計は、まず必要とされた各部屋、スペースを合わせた大まかなヴォリュームを立ち上げ、その中で2世帯の住居と各世帯住居内のそれぞれの部屋の配置スタディが繰り返し行われた。
それは周辺環境との関係付けと同時に、2世帯住居でありながらも原則的にはお互い干渉しないという当初からの「微妙な関係」の建築化でもある。世帯間にはアプローチ、コート、バルコニー等の外部空間が緩衝空間として配されている。
あるいは、世帯間の距離感のようなものを調整する装置として。
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