敷地は滋賀県の近江八幡市の中心地。周囲は商業施設が多い地域、外部からのプライバシーを守りながらも開放的な空間を目指した。100坪をこえる大きな敷地に親世帯、子世帯を別棟で建設する
分離型の2世帯住宅(親世帯)である。子世帯は2015年冬に完成予定で現在施行中。親世帯は60歳を超えられているご夫婦が暮らされることから、将来的な介護を見越して動線やバリアフリーが第一条件として求められた。具体的には寝室とリビングを中心としながら2方向からアクセスできるトイレを中央に配置し、収納を豊富に必要な諸室を配置した。車椅子が必要になった時のことも想定し、寝室は大きな開口部を設けてスロープによってアクセスできるように計画した。
長年住まわれてきたこの地でのご近所付き合いなどが家に上がらず軒先でできるような空間を求められたことから玄関空間を土間空間とし靴のまま気軽にお茶ができる空間をリビングと外部との間に設けることとした。土間は大きな窓を壁の中に収納することができ開放的に半屋空間となる。
外観は子世帯とのバランスを考慮して高さを抑えながらも太陽光発電に配慮した屋根形態である。
資料請求にあたっての注意事項