敷地は都市公園内にあり、周りを自然に囲まれ、交通量も少なくとても静かな場所です。
画家である奥様は、精力的に作品をつくり続けていきたいと、大きながアトリエを持つことが夢でした。敷地は三方を道路に囲まれ、北の敷地は1.6m下にあり、四面共プロポーションに注意をはらわなければいけません。また、アトリエの必要なボリューム(特に高さ4m以上)を確保し、荷物搬入の利便性を考え、駐車場を北西に配置した。
敷地形状を活かし、近隣の公園や森などの地域環境に馴染む、ボリューム構成です。
この敷地の特徴は、南前面に幅6mの歩行者専用道路があることです。広い歩道は、小学校の通学班の集合場所であったり、犬の散歩道であったり、休憩場所であったりします。 建物を北側いっぱいに配置することで、南に広くて明るくそして安全な庭としました。
将来この住宅地に建物が沢山建ち並び、人々が大勢往来するようになっても、この建物は優しく、歩道に集まってくる人々を見守ります。
また、メインファサードとなる南面の外壁に木材を使用したことや、ポーチに木の列柱を設けることで、建物全体に温かみをだし、この建物に入っていく瞬間の気持ちの高まりや建物のまわりの植物による四季のうつろいを日常の生活の中で感じ取って頂けるようしました。
時を経ても、この建物が街のシンボルとなりうるよう願い込めてデザインしました。
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