東京都渋谷区のワンルームマンションの計画です。
法的要件から算定される延床面積をできるだけ確保し、より多くの戸数を確保するという定石に加えて、立地条件の揃った近隣の集合住宅といかにして差別化を図るかが課題でした。
この課題に対して、周辺に高層の建物が少ないことから、3つの建築デザインの可能性を考えました。
・一般的なワンルームより広めの床面積とし、空間にゆとりをもたせる
・バルコニーに奥行きをもたせ、食事やくつろぎ、趣味の場として利用できるようにする。バルコニーに面して洗面コーナーやユニットバスを設け、開放感の感じられる水回り空間とする
・共用部の屋上は入居者が自由に使えるスペースとして開放し、コミュニティづくりのきっかけとする
外と内との関係が希薄になりがちなワンルームマンションにおいて、外や窓辺でのふるまいを誘発することで生まれる、新しい集合住宅のかたちです。
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