越前町の商店街に建つ住宅である。敷地面積21坪、間口4.5mの狭小地に20坪の住宅が存在していた。
建物の老朽化、かつ夫婦+子供2人の生活の場としては窮屈で、建替えの運びとなった。クライアントは敷地間口の狭さ・両隣建物の隣接による「狭い・暗い」を問題視していた。
道路よりインナーガレージを抜け、北から南へ抜ける通り土間と水廻りを配した1F、2Fは1フロアのLDK、プライベートルームは3Fへ。
そしてこれら3つのレイヤを繋いでゆく螺旋階段。階段上部にトップライトを設ける事で1Fまで光が注ぎ込まれどの部屋も明るく、風が通り抜ける。
これらにより上下階が視覚的に繋がり開放的な空間となり、閉塞感を排除する事ができた。