今回はSUMIKAに登録されている建築事例の中から、北陸地方(石川県・富山県・福井県)の住宅をピックアップします。自然を取り入れた家、狭小地の3階建て、クリニックやオフィスなど、北陸地方の建築事例で家づくりのヒントを見つけてください。
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<1>北陸地方 フレームインボックス(富山県)
立山連邦を望み、眼下に広大な田園風景が広がる敷地。ここで「シンプルな暮らし」を営みたいというリクエストに対し、シンプルなボックスハウスを提案しました。
1Fはガレージで、2Fに居住空間を配置しました。内部には、風景や生活を切り取るように、大小さまざまなフレームが散りばめられています。晴天時には、剱岳から薬師岳へとつづく立山連峰の大パノラマをフレームにおさめることができます。
室内はカーテン、建具によって空間を柔らかく仕切ることができます。従前の住宅で長く使われてきた家具を塗り直し、またキッチンとレンジフードを磨き上げ、それぞれ再利用しました。良きものは長く使うというものづくりのポリシーのもと、設計を進めてきました。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:200~300平方メートル未満
・予算帯:1500万円〜2000万円未満
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<2>北陸地方 デッキテラスのある家|House M(石川県)
白山市の田畑が広がる地域にあり、住宅地と農地との境界に建つ住宅。
敷地の西側は近隣の方が丁寧に手入れする田畑が広がり、その先には沈む陽の美しい情景も見られるため、その方位に建物を開放する計画としました。
平仮名の「く」の字に近い変形敷地の余白にテラスを配置し、この土地の環境を土間、リビングへと繋げます。
テラスから抜ける風は気持ちよく、漏れる夕日は美しい、変形敷地を配置と工夫によって、ポジティブに活用できた建築となっています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:100~150平方メートル未満
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<3>北陸地方 入江の家(石川県)
主人は窓から花火大会が見たい。奥様の要望は収納を可能な限り多く。シンプルで飽きのこない、落ち着いた家をご要望されました。
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<4>北陸地方 狭小地3階建ての家(石川県)
街中狭小地の3階建て住宅です。狭小でも明るく開放感のある住宅になりました。贅沢にも1階に通り土間を設け、小上がりで和室があります。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:50~100平方メートル未満
・予算帯:2500万円以上〜3000万円未満
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<5>北陸地方 斜面地の緑をとりこむ「三口新町の家」(石川県)
斜面地を背にして立つ、親世帯+子世帯の二世帯住宅です。
1階には親世帯の居室と納戸・水まわりスペース・家事室など。
2階には子世帯の居室(主寝室+子ども部屋)とLDKといった共用スペースを配置しています。家族が集うリビングダイニングは天井の高いワンルームとし、かつ斜面地の緑を存分に取りこむ気持ちの良い空間となるよう工夫しました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:200~300平方メートル未満
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<6>北陸地方 円光寺の家|内部と外部が繋がるミニマルな住宅(石川県)
隣地と比較的密集した住宅地における居住環境の悪さから、新規の土地探しから始まった新築計画。これまでの生活圏内で、いくつかの候補の中から土地の問題点や建築の可能性など探り、前面道路は南向きで対面側は駐車場となっており、東側は奥の旗竿敷地の通路部分となり、東から南にかけて空間の広がりを得ることができる土地を選定しました。
プライバシーを守りながら内部と外部が繋がり、生活空間にモノが出てこないシンプルな空間が求められました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:100~150平方メートル未満
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<7>北陸地方 金沢O邸改修(石川県)
石川県金沢市にある住宅の改修プロジェクトです。もともと部屋が細分化されていたため、家族構成の変化に伴って使われない部屋が多く、普段の居場所であるリビング・ダイニングに光が入ってこない、庭とのつながりが少ないなどの問題を抱えていました。
改修するにあたり耐震補強・断熱を充実させるとともに、壁を取り払って大きなワンルームをつくり、普段生活する場からいつでも庭が感じられるようにしました。また、ほとんど使われていなかった2階の居室を解体し吹抜けとすることで、高窓から自然光が一日中差し込むような空間に生まれ変わらせました。
住まい手がもともと使っていたテーブルや椅子・本棚はオーク材を使用したものが多かったことから壁・床をオーク材で統一し、既存の階段や柱・梁・現しになった天井を白く塗装することで、元々の住まいの特徴を引き継ぎつつも新しい空間に生まれ変わらせています。
構造補強として、構造用合板による耐震補強の他に、一部既存柱に新設柱を抱かせ、その上に鉄骨梁をのせる梁補強を行っています。
構造的な理由から階段や撤去する柱や梁を最小限にとどめているため、居室の真ん中に柱や既存階段がそのまま残っていますが、そのことでワンルームが程よく分節され、空間に様々な奥行きが生まれています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
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<8>北陸地方 瓦屋根・杉下見板・そとん壁・大きな庇の家(福井県)
県産材の杉を外部と内部に使用しています。屋根も越前瓦で葺き、地域の伝統的なデザインで作りました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
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<9>北陸地方 福井県坂井市春江町 はるえ東ファミリー歯科(福井県)
さまざまな樹木や草花に囲われたモダンな佇まいの歯科クリニック。内部は、国産杉材の柱と国産松材の連続梁をもちいた、心安らぐオーガニックな空間が広がっています。患者様ができるだけリラックスした状態で治療が受けられる環境を作りたい。そんな思いから、木々の香りや緑に包まれた、木造の歯科クリニックを考えました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
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<10>北陸地方 小屋とオフィスを併設する家(福井県)
ある企業のサテライトオフィス+宿泊室+納屋の計画です。周辺の木造民家の風景に馴染み、将来的な住宅利用、多雪地域を考慮して、木造切り妻屋根で無落雪屋根を実現しています。木造軸組みの骨格による力強くおおらかな空間が、仕事をしたり、住まいとしたり、アート製作を行ったりと将来のさまざまな使い方や暮らし方が広がる家となっています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:300平方メートル以上
・予算帯:5000万円以上
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<11>北陸地方 RC造耳鼻咽喉科のリノベーション(福井県)
福井県にあるクリニックの改装計画です。
既存の建物である築40年のRCの平屋は、水平線を強調した庇を特徴とし、内部空間もそれに合わせた横長のベイウィンドウで構成されています。その水平に拡がる空間構成を尊重した上で、クリニックとしての清潔感と安心感を内外部で築く方法として「白い木/白と木」を提案しました。
外部空間は、既存の庇にトリミングされた白い木をモチーフとした配管を巡らせることで、既存建物の水平線の強調と軽やかさをつくりだし、内部空間は、やわらかな白を基調とした空間の中を漂うように木で来訪者の居場所をつくります。
【事例詳細】
・構造:RC造
・予算帯:1500万円〜2000万円未満
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<12>北陸地方 津紬の家(つむぎのいえ)福井県
住宅街の角地にある敷地で、プライバシーを守る必要があるため、道路側へは閉じつつも、街の目印となるようなアクセントをもつ建物を目指しました。
街並みを考慮し、高さを抑えながらも、住宅内は明るく開放的にするため、屋根を南側へ大きく開き、中庭側から採光を取れるようにしています。
LDKに対しては、昼は明るく爽やかに、夜は落ち着いた空間にするため、床、壁、天井の素材と色のバランスを考えました。
室内だけではなく、街並みにも良い表情が与えられるように、ネガティブな要素をポジティブに捉えることで、内と外の両方により良い環境を与えられるように設計しました。
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文:SUMIKA運営事務局
※この記事はSUMIKAの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。記載内容は各事例登録時の情報です。