・建物の特徴:高齢者向けバリアフリー住宅
・竣工までの過程と監理のポイント:施主要望に応えるべく、適正な建物配置を探すことが一番難しかった、また、使い勝手確認のために、現場で流し台や手すりなどダミーを作り、施主に実際触ってもらい、身体動作の確認をしながら、適正な高さ、位置、下地対策などを一つ一つ決めていったことがあげられる。
これは、将来の身体状況変化へのバックアップ対策である。(ストック住宅の考え方)
コストの調整と「住まいの品質」については、なまこ板の屋根(安価な材料)などでローコスト化を図りながら、要所要所に無垢の木材を使うことで施主要望以上の「生活の質(健康的な居住空間や住環境)」を追求した。
・施主の特徴:お二人とも、若干身体にハンデがあるものの、毎日近くの田畑で野菜づくりをされている元気な八十路の御夫婦
・施主の要望:夏涼しく冬暖かい、近所の人が集まりやすく明るい家
・自身の役割・意図:設計意図に基づき施工者の能力を十分引出しながら、施主の要望以上のものを創り出すこと。
・作品写真撮影:くろふね建築研究所
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