一筆書きの家事動線とファミリークロークがある住まい

~雪国の気候環境に配慮した住まい~

豪雪地帯の住まいの在り方として、冬の朝はまず雪かきから始まる。
建物の配置は雪かきの範囲が最小限になるように駐車場は車の動線が短くなる位置に設け、雨の日や雪の日にエントランスへアクセスしやすいアプローチとしています。
屋根に積もる雪がアプローチに落雪しにくいよう南向きの片流れ屋根として、日差しがある時は極力自然の力で融雪できる計画としています。

リビングは屋根の形状を活かした勾配天井として開放感を持たせています。
そしてリビングには特徴的な曲面の壁があり、家族の集いの場を優しく包み込む役割りとリビングの裏にあるサンルームの目線を隠すパブリックとプライベートの領域を分ける役割を持っています。

家の中央には特注のアイランドキッチンがあり、キッチンを中心として家の中を回遊できる家事動線となっており、キッチン、パントリー、洗濯スペース、ファミリークロークが一筆書き動線となっていて、家事がしやすい住まいとなっています。

細川剛建築設計事務所

細川剛

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