お兄さんの貸家付住宅の建替えからの一連の計画です。
敷地は、西宮市甲子園口という、比較的緑の多い住環境の良い所に有ります。
もともとは、お兄さんがお住まいだった母屋と妹さんご夫婦のお住まいがあり、北側道路に面して、終戦後建てた木造の賃貸住宅がありました。
賃貸住宅と母屋の老朽化が激しい為、建替えの計画を始めましたが、この辺りは、地区計画に入っているため、住宅を建てる為の最低敷地面積が、決められており
妹さんご夫婦の既存住宅の敷地面積を確保しながらの分筆作業から始まり、少し歪な敷地形状となりました。
無事、お兄さんの立替が完了後、残った細長い敷地に今度は、妹さんご夫婦のご主人の為のアトリエと妹さんご夫婦の娘さんのお住まいの計画を初めましたが
なにせ、間口は広いのですが奥行きの狭い、京都に良く有る「うなぎの寝床」を横に向けた様な敷地なうえ、道路境界、敷地境界からの壁面後退があるため
「奥行きの狭い窮屈な家になるんじゃない?」とご心配のご様子でした。
そこで、壁面後退の壁面にあたらない出窓を多用する事で、視覚的にも、体感的にも広く感じて頂ける様計画致しました。
その出窓も床上50cmから110cmまで変わるため、小物を飾ったり、ベンチ代わりにしたりと、今では重宝されているご様子です。
また、共通の中庭でご飯を食べたりと楽しんでおられるご様子す。
ご主人のアトリエも床暖房をしているため、快適に創作活動に励んでおられるようで、良かったなぁと思っています。
資料請求にあたっての注意事項