東京都中央区佃の路地に面する幅 約3.6m 奥行 約7.8m、 大きさ約8.6坪の敷地に地区条例の緩和(道路斜線・容積率)を受けて、法規上最大規模の二世帯住宅を計画しました。
敷地いっぱいの建物とするために、足場を組まないアルミ外部化粧型枠のRC造(鉄筋コンクリート造)として、道路側だけは、大きな窓を設置するために、端部の柱と窓上下の「まぐさ」で構成されるラーメン構造としています。
通常は建物の裏側にあるエアコン室外機や給湯器・ガスメーターが道路に面して設置されていますが、玄関ドアとは柱で区切られて、1階寝室の出窓下の位置とすることにより、違和感が無いように計画されています。
二階のリビングダイニングから見ると、階段をはさんで、奥にキッチンがあります。建物がRC造(鉄筋コンクリート造)なので、階段は鉄骨造より割安なRC造としました。階段とリビングの間仕切は、透け感のある木製たて格子としています。
階段手すりは特注製作で、鉄製の手すり子の上に木製の手すりをつけています。大型家具等の搬出入の際には、手すり足元のボルトをはずせば、階段から手すりを取りはずすことも出来ます。3階から屋上へ上がる階段は、階段下の十分な高さを確保するために、途中から特注製作の鉄骨階段となっています。
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