■data
・用途:住宅
・設計、監理期間:2006年4月〜2007年4月
・規模、構造:
?延べ面積:112.40?
?木造2階建て
・構造設計:正木建築設計事務所
・設備設計:住環境設計室
・施工:?ダハイム
■concept
敷地周辺は田畑に囲まれ、小高い山を望む事が出来る。市街化調整地域内にあり、周辺には住宅も少なく、静かなロケーションである。過去、台風時に敷地脇を流れる水路からの水害を経験し、当初よりその対策が求められた。敷地内にある別棟への影響を配慮し地盤面を上げる事無く、今回プロジェクトのタイトルとなっている高床の家を計画した。1階は和室、リビング、キッチン、サンルームが1つの空間として連続し、必要に応じて壁に引き込まれた建具を閉じ、3つの空間に分割する事が出来る。それぞれの室は南に面し、更にデッキへと空間が広がっていく。また、サンルームには西に広がる風景を望む事が出来る、大きな開口を設けている。ここで、リビングとは異なる寛ぎのシーンを設定している。
2階の南面の壁は10度の傾きを持っている。庇の軒下となるべきスペースを斜めに室内に取り込んだ。視線の上方への拡散は空間に変化をもたらすと共に、外観を特徴付ける物となっている。
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