三世代が住む大きな母屋の隣に設けた、小さな平屋の家。
基本の生活を母屋で過ごすことで、別荘のような住まい方の提案です
桧の五寸角の大黒柱を中心に、正方形のグリットを四つ並べ、
一間幅の大きな引戸を開け放つことで、
小さいながらも、四間×四間の広々としたワンルームの空間が生まれます。
棟が一点に集まる方形屋根を四分の一にした、お寺のような屋根形状に、
杉板天井の吹抜を組み込むことで、部屋の北西端から南東端までつながった棟の直線ラインが、立体的な空間の広がりをもたらしてくれます。
その視線の先には木の枠で作られた窓から、樹木が立ち並ぶ庭の景色が切り取られ、部屋の中でも緑を感じることができます。
暑い夏の日には、掃き出し窓と一体的につながった縁側に座り、庭を眺めながらお茶を飲む姿が目に浮かびます。
寒い冬の日には、縁側の下に敷き詰められた薪で、
ストーブを囲い、火をくべながらのんびりと過ごせる心地良い時間が生まれます。
ロフトを持つ平屋の住宅
畑に広がる木製建具
1間の建具で部屋を分ける
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