『haus-bank』
敷地南に隣接する防波堤を除けば明石海峡大橋と淡路島と見渡す限りの水平線。
海に建ち向かうそのフォルムはまさに堤防『BANK』。
波の音と壮大な自然が織り成す眺望はこの土地が持つ負の産物すら十分に掻き消してくれます。
堂々と誰にも邪魔されずこの自然を感じながらの生活は、規格外の大開口の窓により、または天に向かう天井から降り注ぐ光によって形成されます。
普段あまり使われることのない客間は玄関スペースの一部としてパブリックに活用し,
屋根付き駐車スペースは近隣の方への通路として、子供の遊び場として公に利用できます。
圧倒的な造形で自然への挑戦を試みるこの住宅は、間違いなくこの界隈で象徴的な建物となるでしょう。