杉並区に建つ狭小敷地2所帯住宅である。この建物の特徴は北側斜線なりに屋根を目一杯立ち上げそのボリュームを上下に上手く分散し上の階も下の階もリッチな空間を提供していることにある。2階の居間は玄関エリアから1尺スキップしているが3.2mもの天井高さを確保している。又1階も逆に玄関から1尺下げて居間を配させている為2.8mの天井高さを確保している。2階の居間には2間半のトップライトを配し特に夜など星空を見ることができるよう工夫した。又居間に配されたラセン階段にはニジリ口がありそこに4.5帖の茶室が存在する。そこからルーフバルコニーにも出られなんとも贅沢な落ち着いた空間となっている。ちなみにご主人はこの空間が非常に気に入られ入ったまま出てこないのが常だそうだ。
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