本計画は京都ならではの「うなぎの寝床」の敷地条件の中で、いかに豊かな光を取り入れるかという
ことを考えたプロジェクトです。そこで私たちは家の中心に家族の集まるダイニング空間を設け、
そこを吹き抜け空間とすることを考えました。
この吹き抜け空間は家族の絆を繋ぐ空間でもありながら、階段室やディスプレーなどの動的機能も
果たします。また建主の要望でもある多種多様の素材を最大限生かしながら、豊かな開口部を
開けることで多様な光や風を取り込み、家のどこからでも顔を出したくなるような魅力ある空間へと
つくり上げました。