旧耐震基準で建てられた、築43年の木造住宅。
暮らしの変化に対応しきれなくなり、リノベーションをしたいとご相談を頂きました。
小さく仕切られた部屋が連なる、昔ながらの木造住宅です。
基礎はフーチングのみで、土の状態。
湿気が上がってきて、床は下地から腐ってきていました。
湿度が高いため、柱や壁下地はシロアリに蝕害された痕跡も。
見た目だけを直すのではなく、根本的な改善をご提案させて頂きました。
細かく仕切っていた壁を取り払い、広く、開放的なリビングを中心とした間取りに。
解体した際に発見した構造上の問題点も、梁を追加し補強することにしました。
勾配天井のリビングは、新旧の梁が露出する開放的な空間になりました。
お部屋が余っていたものの、それぞれのお部屋に収納が少なく、物が溢れている状態でした。
増減築をしたいというご要望もありましたが、旧耐震建物であるため、ご希望の間取りの実現は叶わないことをご了承頂き、余っていたお部屋を納戸として作り替えることにしました。
リビングを中心としたレイアウトにし、ご家族の気配を感じられるようにしています。
また、小さな和室をご用意して、神棚や仏壇などを安置する場所を確保しました。
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