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暮らしのアイデア帖
2017年 2月13日

古民家を改装して住宅、カフェ、ゲストハウスに!古民家リノベで知っておきたい6つのこと

古民家をリノベーションして住みたい、もしくは、古民家をリノベーションしてカフェやゲストハウスをひらきたい…。ここ数年、そんな家のカタチが注目を集めています。その魅力は何といっても、レトロな懐かしさを感じられる空間が手に入れられること。また住宅であれば、先祖から代々受け継いだ思い入れのある家を将来に残していくこともできます。

そんな古民家リノベーションですが、長所だけでなく、短所を知っておくことも大切です。そこで、今回は古民家リノベーションのメリット&デメリットをご紹介。ぜひ参考にしてみてください。

まずはメリットから。





メリット1 古材の美しい風合いを活かせる

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つむぐ家(古民家再生)(Studio tanpopo-gumi)

古民家リノベーションの一番のメリットともいえるのが、経年変化した古材を家づくりに活かせること。重厚感のある風合いはやはり古民家ならでは。立派な柱や梁をどう活かすというのは、古民家リノベの醍醐味といえます。





メリット2 固定資産税を軽減できる

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五十嵐の住宅(自邸)(カワサキジムショ)

固定資産税とは、主に家屋や土地保有にかかる地方税のこと。固定資産税は築後年数によって税金が決まるため、リノベーションをしても家の価値は上がりにくいといわれています。たとえば3,000万円で新築を購入する場合と、同じ3,000万円で古民家をリフォームする場合では、古民家のほうが年間の固定資産税が低くなります(※)。

※2017年2月時点





メリット3 自然素材でできている

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愛知の石場建て(水野設計室)

古民家はシックハウス症候群やアトピー、アレルギーなどの原因物質を含む建材が使われていないため、体に優しい家といえるかもしれません。また、柱や梁を再利用するため、環境保護にもつながりますね。

そして現実的にはデメリットも抑えておきましょう。





デメリット1 予想よりも時間と費用がかかる

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古民家再生 匝瑳市K邸(建築設計事務所 山田屋)

物件探しから家屋の状態の確認、実際のリノベーション工事と、暮らせるようになるまで長い期間を要する古民家リノベーション。断熱性と耐震性の補強、さらには古い素材をそのまま使う場合のシミ抜きやカビ落としといった木材の手入れが必須なので、その分のコストも見込んでおく必要があります。

場合によっては、同じ立て坪の新築木造の1.5〜2倍のコストになることも。また木造のため、シロアリ被害にあいやすい、湿気や水に弱く天井が腐りやすいといった問題もあるので、メンテナンスも大切です。





デメリット2 月々の返済が高くなる…!?

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築200年古民家再生 耶馬溪の家(ぬくもりハウス株式会社)

中古物件を購入する場合、借入期間が短く、月々の返済額が高くなるといわれています。これはローンの審査の際に、住宅の耐久性が考慮されるため、借入期間が最長で15年〜20年となるためです。ただし、年齢や年収といった個人返済能力も加味されるので、事前に金融機関に相談しておくと良いでしょう。

また住宅ローン控除を利用したい場合は、木造などの中古住宅は築20年以内であること、耐震基準に適合する建物であることなどの条件があり、控除を受けられないケースも珍しくありません。





デメリット3 断熱性が低く、冬は寒い

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古民家再生-築100年時を紡ぐ(一級建築士事務所さくら建築設計事務所)

日本の伝統家屋は「夏を持って旨(むね)となす」といわれるように、夏の快適さを第一に造られています。そのため、そのままでは冬は寒くて過ごせない…なんてことも。断熱材を入れるなどのリノベーションが必要になります。もしくは、それも古民家の魅力のひとつとして、暖炉や囲炉裏など、日本家屋らしい冬の楽しみをみつけるのもいいですね。

いかがでしたでしょうか。物件を探す際は、各自治体がとりまとめている、空き家の売却、賃貸希望者と移住希望者とを結ぶ「空き家バンク」を利用すると便利です。移住促進のためのNPO団体があれば、移住のお手伝いをしてくれることもあるので、これらのサービスを活用してみるのもおすすめです。

Text SuMiKa編集部

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