曲がりくねった昔ながらの路地に囲まれた敷地。
路地を歩くと建物に囲まれた狭い空間であったり道を曲がると近くの山々の緑が姿を現したり、風が吹き抜けたりと敷地に辿り着くまでに様々な自然との繋がりを感じ取れる。
この素晴らしい環境を無視して外と内の関係を崩してしまうのはとても勿体無い。
この自然と存分に関わり合いを持てるこの敷地に建てるお家としてはこの周辺環境を取り入れる事と、周辺建物との調和を図り土着する事を目指して計画する事が必要だと考えました。
外壁は漆喰塗りとし、屋根は建物を低く押さえる為に屋根勾配を緩くしつつ、和の雰囲気を感じさせる為に深く軒を出し厚みのある屋根形状としています。
開口部について西日はスリット窓でシャープな光を落とす役目とし、主に南と東の方向に開口を持たせています。
建物形状は南と東の方角へ開き、和室棟を南側の通路に沿って斜めの形状とする事で、庭の景色と山々を眺める事の出来る気持ちの良い空間を確保しています。
同時に気になる隣地の音等も建物で遮ることで和らげる役割もしています。
アプローチ部分から玄関、路地に見立てた廊下を通り各室へ。各室から各室へ。その室や道中で色
々な角度から庭の緑や山々への景色を楽しんで寛げる空間を提案しています。
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