2006年11月に竣工したばかりの、事務所設立後、最初の本格的な建築設計の仕事です。
建坪約130の物件です。
外観は比較的単純な箱型のボリュームですが、
診療所+事務所+住宅という異なる用途のスペースの複合であるため、
互いのプライバシーへの配慮を重視し、
それぞれのスペースを組木細工のようにからみ合いながら構成しています。
周囲の建て込んだ環境などから、
中庭をロの字で囲む配置とし、
また東西のブロックで半階スキップさせて、
互いの視線・視点をズラしています。
又、施主の「アットホーム的な」というキーワードから
事務所スペースにも自然素材を多用し、皆で使えるキッチン配置など
空間的にも一般的な事務所スタイルとは違った構成になっています。
主要な外壁は60mm厚の押出中空セメント版、
壁面から突き出た部分にはガルバリウム鋼板、
また、開口部に設置した目隠しの木製ルーバーが外観上のアクセントと
なっています。
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