ambience

青山にあるspiralで行われたkaiteki（快適）をテーマにした展覧会「KAITEKI」のかたち展で発表した作品です。

シュリンクフィルムの熱による収縮性を活かし、さまざまな『出来事』の型をとります。ここではパーティのテーブルの上に置かれたものたちをシュリンクフィルムで写し取り、その過程で生じる熱による縮みと、その強度の変化をコントロールすることで、テーブルクロスとテーブルを自立させています。透明で、少し曖昧な『かたち』だけとなり情報密度の少なくなった、出来事の『気配』や『雰囲気』の中に、見る人にとってKAITEKIを想起させる余白があるのではないかと考えました。

ambience

A portable sheet makes a mold of the ambience of an occasion. Harnessing the elastic properties of heat applied to shrink-wrap film, molds are made of all sorts of ‘occasions’. For example, the things on the table of a party or on a picnic blanket captured in shrink-wrap film become transparent, slightly ambiguous forms in a sheet that allows us feel the ambience of those occasions. By using two sheets of shrink-wrap film, sandwiching a sheet of lace or felt between them, the ‘atmosphere’ takes on a new and different quality.

株式会社　エイバンバ

番場俊宏　番場絵里香

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