ミツシヤナイハラ 新作展 「FlOATING LIFE展 "浮世に着る服"」
横浜の象の鼻テラスで行われた、ミツシヤナイハラ新作発表展の会場構成です。洋服の展覧会であり、パフォーマンスの背景となる壁をデザインし、新しい試着室のありかたを提案しました。
デザイナー:矢内原充志
アートディレクション:河ノ剛史
空間構成:abanba / stgk inc.
造作設営:劉功眞
人の存在をこの世界につなぎとめるものは何でしょうか。
自分の事を見ることができるのは自分以外の全ての人であり、自分で自分を見る事はできない。だけど、気がつけばいつも、体をぶさいくにねじって、手軽なメディアまで使って、なんとか自分で自分を見ようとあがく。そんな不確かであやふやな自分という存在を洋服で固めることで、少しでも自由になれないだろうか。軽やかに強く世の中に浮かんでいられないだろうか。横浜のアトリエで作るのは、スケール・位置・機能・いろんなものを一度バラバラにして、組み立て直した服。
一面だけの存在を疑う服。そんな服を着て、たくさんの視点で自分が映り込む不思議なフィッティングルームに入れば、いつもとは違う側面に気づくことができるかもしれない。
ーデザイナー 矢内原充志
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