設計にあたって敷地はとてもひろいものの、山に囲まれて谷状になっている敷地。その特性上、日が差す時間が平地よりも短い。併せて、敷地の過半が土砂災害特別警戒区域に指定されており、建築することができる範囲が限られる。そのため、南面はできる限り採光を確保するために開口部を設け、山の影になる時間にも光を取り込むべく、中央に大きな中庭を設けた。中庭を設けることで、光だけではなく、風の流れを作ることができ、谷合の敷地ならではの湿度の高さをなくしている。
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