船橋市の中心市街地から少し離れた住宅街に木造賃貸住宅をつくる計画である。
IOTを活用した賃貸住宅をつくりたいというクライアントとの要望を具現化する為に、ただ設備としてのIOTを導入するだけでなく、建築としてどのようにあるべきかを考えるところから始まった。
IOTの技術は、モノがインターネットに接続され生活環境を豊かにするだけでなく、デジタルに補完された物体は実体として簡素化され、モノがもつ本来の機能や力をプリミティブにする傾向がある。
そうした概念を建築にも取り入れ、必要な機能を本来あるべき姿で簡潔につくることを目指した。
近未来的なイメージと住空間としての温かみを融合させたシンプルでスマートな居住空間を提供している。
1.IOTを標準に考えた木造賃貸住宅
2.コンパクトなつくりながら快適な内部環境
3.IOTをイメージしたシンプルでシャープな外観