三角形の変形地にローコストの住まいを計画するため、2〜3mぐらいの小さな四角形を三角形の変形地に沿ってジグザグに並べました。小さな四角形は変形地にもフィットしますし、柱や梁を小さなサイズでつくことができるためローコスト化が図れます。屋根も工場で使われているジグザグ屋根にして、さらにコストを抑える工夫をしています。
建物の真ん中には路地のような抜けをつくりだし道路からの視線を遮りながら建物内にアプローチさせました。また光と風の取込み口としても機能するため、ここから明るい光と風を得るとともに住宅部分と趣味室との距離を適度に保つこともできます。
外側にはベンチを設けて近所の方とおしゃべりしたり、友達が来て座ってお菓子を食べたり地域に対してウェルカムなつくりとしました。小さな配慮なのですがそれぞれのちょっとした意識でこの周辺がとてもよいイメージに繋がり結果自分が住みやすい地域になります!
1. ローコストの住まいを実現するため三角形の変形地に小さな四角形をジグザグに並べ敷地にフィットさせました。
2. 中央に路地空間を設け道路からのプライバシーを守りつつ光と風の取込み口としました。
3. 小さな四角形を内外に連続させコンパクトな住まいながらも広がりを感じるようにしています。