ニワウエノイエと名付けた住宅。
敷地は南海トラフ地震の際には、2m程の水害が想定されている地域にある。
そこで、施主の要望として、水害に強い家づくりを希望され、単なる住居ではない、シェルターとしての 機能も必要と考えました。
そこで、シンプルに建物を浮かせたらと考え、全ての生活空間を一層分持上げ、一階を家族の命を守るピロティとしました。
北側に前面道路、西側は施主のご実家があり、そちらからアプローチしていくようになっています。
建物中心あたりに90センチ程、浮かせたデッキがあり 一度そこへ上がり、壁づたいに階段を上がって 2階の玄関へとアプローチしていきます。このピロティにより生まれる軒下空間は、田植えや稲刈り時の休憩所であり、家族や近隣住民との交流の場ともなるように、庭としています。
2階は、施主の要望にあった周囲の目を気にしなくても良い空間であり、開放的なリビング空間を可能にするため、なるべく外周部は壁で囲い、中庭から光を取り込むことを考えています。
またリビングには軒の深いルーフテラスを備え、開放的でリラックスできるものとしました。
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