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麻の葉模様を二層に分解再構成した格子のある料亭。の建築事例写真
麻の葉模様を二層に分解再構成した格子のある料亭。
堤由匡建築設計工作室
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麻の葉模様を二層に分解再構成した格子のある料亭。

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 杭州西湖湖畔の三階建古民家全体を日本食の飲食店へと改修した。落ち着いた雰囲気の2〜3階は独立の入り口を持つ日本食の料亭へと改修した。
 料亭の玄関は天井の低い二階に計画となるため、アイキャッチとなる壁面を重点的にデザインした。玄関正面の透かし格子は伝統的な麻の葉模様を菱形と正三角形の2レイヤーに分割、再構成している。認識者は正面から見たとき視覚の中心に麻の葉を認識し、周縁につれパターンがずれていく。下足箱には名栗加工を施し美しい陰影の表情をつけた。
 二階客席の半分は個室となり、仕切りは太鼓張りの障子とし、二重格子のシンプルな背景となるようにしている。残りの半分はホール席となり、テーブル後ろに二重の麻の葉格子を設置した。開口部は採光を確保しつつ外部の現実的な風景を遮り、かつベランダの植栽を感じられるように雪見障子となっている。
 三階は全て個室を配置して落ち着いたフロアとした。屋根裏の高い天井高さを活かすように、床の間の違い棚を高い天井までダイナミックに展開し、間接照明を仕込んだ。これは修学院離宮の霞棚の参照である。

1この事例、ここを見てください!

麻の葉格子を分解、再構成した二重格子。
下足入れの殴り加工の扉。
修学院離宮を参照した飾り棚。

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堤由匡

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竣工年
2020
部屋数
指定なし
家族構成
指定なし
構造
木造(全般)
予算帯
2500万円以上〜3000万円未満
所在地
海外
ロケーション
都市
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