昭和の中頃に建てられた木造のごく一般的な住まいの改修工事です。
庭に面した二間続きの和室は広縁も取り込んで一部屋とし、庭に面してキッチンをオープンに設けています。階段も居間の中に付け替え、装いも新たとした中で、天井のみはあえて元の和室のままとさせて頂きました。
改修に際しては全てを一新して過去を断ち切ってしまうのではなく、記憶を何処かに留めていきたいと願っています。天井に表れた元の部屋割りは居間-食堂の緩やかな分節であったり、照明ダクトの取付部として使われています。
年月を経て濃い飴色となりました天井の板がこれまでのこの住まいの来歴を物語り、そしてこの下でこれからも長く営まれる生活を暖かく見守ってくれるものと思います。
詳しくは
http://tetsuyakimura.jp/works/habikino/habikino.html
をご覧下さい。
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