愛知県の北西部、木曽の清流と温和な気候、風土に恵まれた濃尾平野の平坦地に位置し、ちょうど木曽川の二重堤防の東側、田園風景が広がる緑豊かなところです。
建築主はの要望は明るく、風通しの良い「普通の家」をつくってほしいとのこと。
「普通の家」とは、居心地の良い家、使い勝手の良い家、いつまでも飽きない家、だれからも愛される家ということ。そして、それはこれからの日本の住環境に適した、スタンダードに成り得るものではないかと考えた。
南側の開口高は1,2階をすべて1,800として、壁を設けず横に広がる開口とした。それは座したときに外を見る景色をちょうど良い大きさに切り取っている。
人間のスケール感を超えた空間を設けず、人が移動する最低限の寸法で空間をつくる。それがスタンダードであり「普通の家」であると考えた。
この家が出来て、この家には来客が絶えない。吸い込まれるように人が集まる。聞けば、とても居心地がよく、空気が気持ちよいと言われる。近所の子供たちもこの家に集まり、家の中や庭で遊びまわるようになった。
住宅のスタンダード「普通の家」は皆に愛される家となった。
資料請求にあたっての注意事項