森の中の別荘や田舎暮らしの家はもちろん、都心の住宅でも、庭の木を眺めるなど家の中に“景色”を取り込むと、それだけで自宅が癒される場所になりそうです。
雨の音や風の音。木々の葉の色など、移りゆく季節を、家の中にいても感じられたら…。
そこで今回は、景色を愉しむための間取りや工夫について紹介します!
大きな窓で、景色と風を室内に取り込む
まるで自然の中にいるような、解放感を感じる大きな窓。景色を愉しめるだけでなく、自然の風も室内に取り込んで、ゆったりとくつろげる空間に。
窓の外にはテラスがあり、季節がよければ室内から一歩出て、外の空気を感じることができます。
時間を忘れて、ひとりでぼうっとできる空間がつくれたら、贅沢な時間が過ごせそうですね。
広いデッキスペースを、アウトドアリビングに
こちらは、リビングからつながる広いデッキのある家。普段は景色を愉しむのはもちろん、天気のいい日には、デッキの上にテーブルや椅子を出して、朝ごはんをいただいたり、お茶をしたり…。
木々に囲まれた開放的なデッキスペースは、リビングの大きな窓を開け放つことで、室内と一体に。
デッキでハンモックに揺られたり、友人たちとバーベキューをするなど、アウトドアリビングとしていろいろな使いかたができそうです。
フルオープンの窓で、デッキを半屋外のリビングスペースに
リビングに続く大きなデッキスペース…までは上の例と同じですが、こちらは、あくまで屋内、つまり屋根のあるデッキスペースで、フルオープンの窓を開け放つことができます。
室内にもデッキにもなる“半屋外”のリビングスペースは、雨を気にすることなくソファなどの家具を置くことができるのが利点。
別荘地でなくとも、ちょっとした庭があるなら、真似したいリビングのつくりかたですね。
天井窓から、昼は景色、夜は星空を眺める
天井部分に窓をつくると、昼間は自然光が差し込んで室内が明るく、景色が愉しめるのはもちろん、夜になれば月や星を眺めることができます。
寝る前はもちろん、ふと夜中に目が覚めたときにちょうど月が見えると、不思議と心が満たされるような感覚になりますよ。
開放的なバスルームで、温泉宿のように
別荘地でなければ、なかなか真似をすることはできませんが、工夫次第で、バスルームの居心地はがらりと変わりそうです。
たとえばバスルームの窓を、バスタブに浸かっているときの視線の高さで小さな窓をつくったり。
外から見えてしまうことが気になるようであれば、ルーバー状の木の格子で覆いながらも窓をつけて。そこにちょっとしたデッキスペースをつくれば、夏は子どもたちのプール遊びもできますね。
いかがでしたでしょうか?
別荘住宅に限らず、都心の住宅においても、窓の大きさや位置、デッキスペース、バスルームの工夫などによって、景色とともに暮らす家はつくることができそうです。
自分にとっても、家族にとっても、家がいちばん心地のいい場所になったらいいですね。
みなさんも、自然を取り込み、景色とともに暮らす工夫を考えてみませんか?
Text SuMiKa編集部