築110年の土蔵を住宅にリノベーションしました。令和の下屋は変形した敷地形状に合わせ、三角形としました。明治蔵の土蔵扉がある部分に玄関を設け、その先にはダイニングとキッチンを配置しています。ダイニングからは富山湾を眺めることができます。明治蔵・大正蔵は、令和の下屋と一つの建築物を構成するため、現行法適合させるため耐震改修を行いました。従来の構造材や漆喰壁の魅力が表現されるように、土蔵の内部に独立した基礎と耐力壁を設け、内側からの補強を行っています。この耐力壁の部分はトイレや浴室、収納といった小さな部屋を 「コア」としてそれぞれの蔵の中央部分に配置しています。 また、コア部分は配線や換気ダクト、空調冷媒管などを設け、設備スペースとしての役割も担っています。
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