敷地は、浜松駅から西へ9キロほどの、鉄道の路盤整備のために切り拓かれた住宅団地の一角を、8区画に細分化した1つにあたります。
近くには塀の内側にきっちり刈り込まれた庭園を持つ瓦屋根の家並み、裏手には畑があり、先代が農のある暮らしを営んでいます。ゆったりとした既存の区画割りと家並みが将来世代交代とともに細分化されたとしても、計画する住まいが良好な住環境を継承する一役を担う建築になるようにと考えました。
1階 水回りを中心とするプライベートゾーンとなり、面積が比較的広い玄関ホールは、各場所へのアクセスのハブとなるとともに、ウォークインクローゼットとしても機能しています。
小住宅のため、1つの場所の用途を限定せず、様々に使うことができるようにしています。
2階 遠景を望む南東角のダイニング、ロフトへの梯子下のワークスペース以外は、使い方を限定しないワンルーム空間としています。リビング空間は、居職一体の暮らしの中で、時にインターンシップの受け入れ場やワークショップ会場など様々な用途を想定しています。
芝の駐車場
寝室に面した庭
外とのつながり、自然とのつながりを大切に、カーテンを開けたままくらせるようにするため、2階リビングとして1階は周辺の住居の窓から見えない位置など窓の位置を工夫しています。
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