濃尾平野の北端。平野が終わり、山地に切り替わる段差のある敷地に建っています。この段差を利用して、アプローチは2階からとり、主要道路からは平屋のように見せることによってプロポーションを引き締めています。
この建物は方形で、敷地に対して45°傾いています。これは、正面から見た美しさ、アプローチの角度、パブリックとプライベートの使い分け、角の開いた解放感等、様々な考えによるものです。
建物の構造は1階RC造、2階壁RC造、屋根・柱木造という少し特殊な混構造をしています。地震力は重いRC壁で受け、木造の軽い屋根荷重は木で受ける事が一番合理的だと思えたからです。
プランは家族4人が住む事ができる最低限の広さです。回遊性があり、外の景色の中でご飯を食べ、薪ストーブの火で暖まり、トップライトから星を眺め、ブランコに乗りハンモックで休む。そんな生活を楽しめる家になるようにしています。
また、 素材は経年変化を受け入れられる物を多用しました。
夢を形にします。
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