昨年竣工したblancの隣に新しく6戸の賃貸マンションが出来上がりました。そもそも2棟ならんで計画する予定ではなかったので、戸惑いはありました。構造形式とその詳細なルール、裏側道路への空間の抜け、建物各部のレベルなどを共通させて設計しました。
blanにおいては、建物平面の中央に配された共用部を敷地の東西に接する道路に開放し、周辺の環境と連続させていました。今回のarbreでは、三方を住戸に囲まれた共用部にエントランス部のL型のスラブ/壁をホールを介してかぶせました。ホールに取り込まれた光を間接的に共用部に反射させ、柔らかい光の効果を得られました。
30平米の住戸については、廊下をなくし、洗面・トイレ・バスを除いて一室の空間としました。府中競馬場をのぞめる眺めの良いスペースです。
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